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対談 勝間和代×香山リカ(AERA 09.10.12) [幸福論]

マリッジリングプロデューサーの通勤読書日記(2009,10,5)
より転載 

勝間和代×香山リカ 激論2時間
「ふつうの幸せ」に答えはあるか

アエラ 2009年10月12日号
朝日新聞出版 380円

香山リカの「しがみつかない生き方」を読んで、
いちばん気になったのが”勝間和代を目指さない”の章だったので
中吊り広告を見て、すぐにアエラを購入しました。

対談とはいえ、話しがかみ合うはずもなく、
香山さんの精神科医らしい質問に、勝間さんが答える場面が
多いのだけど、勝間さんの発言に5回くらいツッコンだな。

勝間さんも他者の幸せを願っているというけれど、
結局のところ、ごく少数の成功者が莫大な報酬を手にして、
税金を払い、それが教育などに幅広く再配分されて、
みんなが努力すればいいだろうという考え。
それぞれの目標を向けて、自己実現をはかれれば幸せ
ということなんだと思う。

10年くらい前、社員50人の結婚指輪販売会社を運営していた時、
教育のコンサルティングを入れて、最後に決裂したんだけど
その時の彼らの主張が“人間は目標を立てて自己実現すること”
が全てみたいなもの。そりゃマズロー理論ではそうかもしれない
が、その手前の”他人や社会から承認される方”が重要だろうが
と思いましたね。

会社で上司や同僚から理解されず悩む人に、目標立てて自己
実現はかれと言っても、ツブレるだけだろうが。

結局のところ、勝間さんの考えはアメリカモデル(資本原理主義)
の”強者の考え”であり、奢りなんだと思う。多くの人が望んで
いるのは、強者からの施しではなく自分の小さな幸せなのだから。

対談後の香山さんのコメントで、日経(勝間)VS東スポ(香山)論が
わかりやすい。

上場企業なんかに関わっていると、日経は必需品だけど、
立場が変わってみると、日本のムラ社会の何とも嫌な新聞だ。
CO2削減問題でも、日本の経済界を代表して反対論を唱えるわ
非正規社員は企業の調整弁だと開き直るわ。
企業の収益が悪化する心配はするのに、国民の幸福の心配は
しないんだ。
勝間さんの肩書も経済評論家だもんなあ。

おそらく、先日の衆議院選挙でも、二人に立候補の打診があった
だろうが、次回は出るかもなあと考えた。

香山リカは社民党。
勝間和代は、自民党か民主党の勝ちそうなところ。
無駄なことはしないんだもんね。

(独断コメント)俺は日刊ゲンダイでいくぜ!

 


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